今回は未経験からグラフィックデザイナーになるには何をすればいいのか?をゼロから解説したいと思います。
グラフィックデザイナーになりたいけど、何から始めたらいいか分からない、どうアクションしたらいいのか分からないという方は是非ご参考下さい。
この記事の本文
- グラフィックデザイナーに必要な物・準備
- グラフィックデザイナーに費用なスキル
- グラフィックデザイナーの就職方法
筆者は大学卒業後、新卒で営業職につき、1年で退職、その後ゼロからグラフィックデザインを学び、現在はプロでグラフィックデザイナーをしております。
もくじ
グラフィックデザイナーになるための準備
まず始めにグラフィックデザイナーになるために必要な物とは何か?をご紹介致します。
グラフィックデザイナーとは主に紙面やWEB上での平面デザインを指します。そのためデザインするソフトが必要になってきます。
グラフィックデザイナーに必要な物
- ある程度スペックの高いパソコン
- Photoshop
- Illustrator
デザインソフトはパソコン内での容量を使うため、出来ればスペックの高い物を選びましょう。
安い物を使うと、作業の途中で固まったり、最悪の場合パソコンが固まってしまりソフト自体が動作を止め強制終了してしまう可能性もあります。
そのため出来るだけ良いパソコンを選びましょう。
グラフィックデザイナーになるめのデザインソフト
次にデザインソフトです。
PhotoshopやIllustratorはグラフィックデザイナーには必須のデザインソフトになるので絶対に購入をする必要があります。
しかし、どのようなグラフィックデザイナーになりたいかでメインにして使うソフトが異なって来るので、この2つの違いを簡単に説明します。
WEBメインならばPhotoshop
PhotoshopはWEBで使用するデザインを行う際に用います。WEB上でのデザイン(バナーやランディングページ、WEBフライヤー等)に重きを置きたい場合はPhotoshopの方を多く使うようになります。
また、写真などの画像編集が出来るのもPhotoshopになります。
紙媒体メインならばIllustrator
対してIllustratorは紙媒体のデザインをする際に用います。紙媒体メインでのデザイン(名刺やチラシ、パンフレット等)に重きを置きたい場合はIllustratorを多く使う事になります。
極論を言ってしまえば、どちらのソフトでもWEB・紙両方デザイン可能なので、使っていくうちに自分の中でどっちをメインにしたいかが決まると思います。
グラフィックデザイナーになるために掛かる費用
グラフィックデザイナーになるためには、まずデザインソフトを揃える必要があります。各ソフトに発生する費用は下記の通りです。
デザインソフト | 費用 |
Photoshop | 2,180円(税別) ※セール期間によっては1,680円(税別)/月額 |
Illustrator | 2,180円(税別) ※セール期間によっては1,680円(税別)/月額 |
Creative Cloud コンプリートプラン ※PhotoshopやIllustrator等その他Adobeのクリエイティブソフト全7種類 |
4,980円(税別) ※セール期間によっては3,980円(税別)/月額 |
初期費用としては4,000円あればスタートできます。
パソコンの購入が必要な場合は別途パソコン代が発生するので、50,000円~100,000円程度見ておきましょう。
グラフィックデザイナーに必要なスキル
グラフィックデザイナーになるためには、まずはデザインソフトの基本的な使い方を覚えなくてはなりません。
初めて使う方には分からない事だらけだと思いますが、使いこなせるようになって初めてデザインをする事が出来ます。
具体的には
- 思っている物をデザインソフトでそのまま表現する技術
- クライアントに提案する能力
- 素材を使いこなす感性
- 読みやすい文字組を行う感性
等が上げられます。
独学でグラフィックデザインを学ぶ
デザインソフトを購入し、独学でデザインを勉強する事ももちろん可能です。
その際は、逆引き辞書等を使用して、まずは素敵だなと思った既存のデザインを真似する事から始めると成長のスピードは早まります。
スクールに通ってグラフィックデザインを学ぶ
自分だけで勉強するのはちょっと不安、という方はデザイン専門のスクールに通う方法もあります。
スクールは短い所で半年、長くて2年と様々ですが、グラフィックデザイナーになることを目標にしたカリキュラムを組んでいる学校もありますので、自分にとってベストな選択肢を選んで下さい。
アウトプットの重要性
デザインソフトを手に入れて、基本動作を理解したら、いよいよデザインを制作する段階に入ります。
その際に注意して欲しいのが「自分以外の人の目に触れるようにする」という事です。
自己完結してしまうと、デザインスキルは一向に伸ばす事が出来ません。多くの人の目に触れさせ、意見やダメ出しをもらうことでデザインスキルのブラッシュアップをして下さい。
最初のうちは誰でも完璧なデザインは出来ないので、恥ずかしがらずにどんどんアウトプットをしましょう。
グラフィックデザイナーの就職方法
一定のデザインが出来るようになったら、いよいよ就職です。
フリーランスといういう道もありますが、今回は就職について紹介致します。
▼フリーランスになりたいという方は下記の記事をご参考下さい。
グラフィックデザイナーとして就職する場合、最初のうちは仕事を選べるような状況じゃない事を念頭において置きましょう。
デザイン等のクリエイティブ系の仕事の正社員での募集要項は、ほとんどが「未経験不可」です。この中から「未経験可」を探す必要があります。
もし、未経験歓迎で正社員でのグラフィックデザイナー募集があった場合、かなりの確率でブラック企業もしくは入ってから全く異なった業務を箚せられる可能性があるので注意して下さい。
(もちろん、中にはきちんとした会社もあるので一概には言えません。)
まずは、アルバイトでも良いのでとにかく経験者としての実績を積むことが優先事項です。
デザインのスクールに通っている場合は、学校として就職支援を行っている場合がほとんどなので、そのような仕組みを利用するのも手です。
しかし、プロの現場は想像以上に厳しいという事を覚悟しておきましょう。特に経験値の浅い下っ端は苦労の連続です。
今まで勉強した事は、実際仕事として活かす時に10%程しか役に立たないと覚悟しておきましょう。
未経験からグラフィックデザイナーになるには?まとめ
それでは最後に未経験からグラフィックデザイナーになるために必要な事をまとめてみましょう。
- まずは必要なソフトを買おう(月額4,000円程度)
- パソコンのスペックが低い場合は高いものを準備しよう
- デザインソフトの基本動作を覚えよう
- 人のデザインを真似してスキルを伸ばそう
- 独学じゃ難しければデザインスクールに通う事も◎
- 制作物のアウトプットを大切にしよう
- 実務未経験での就職が難しければアルバイトから始めよう
最終的には熱意、体力、があればスキル面はいくらでもカバー出来ます。
もし、本気でグラフィックデザイナーになりたいと思うのであれば、まずはデザインソフトを購入し、基本動作を覚える所からスタートして見て下さい。
その時点で楽しいと思えれば、きっと立派なグラフィックデザイナーになれると思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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