グラフィックデザイナーの仕事内容・資格・年収は?Webデザイナーとの違いは?

グラフィックデザイナーの仕事内容




今回はグラフィックデザイナーの仕事内容・資格・年収について紹介していきます。

一概にグラフィックデザイナーと言っても、WEB上をメインにするか、紙媒体をメインにするかで仕事内容年収などが異なって来ます。

それぞれの特徴を分かりやすく解説して参ります。

 この記事の本文

  • グラフィックデザイナーの仕事内容(WEBと紙)
  • グラフィックデザイナーの資格
  • グラフィックデザイナーの年収




グラフィックデザイナーの仕事内容

グラフィックデザイナーとは主に平面上のデザインを行う職業です。

ここで言う平面とは、WEBデザイナーの行うサイトのページを跨ぐデザインではなく、1面で完結するという意味です。

主に紙媒体だとポスター・チラシ・商品パッケージ・名刺・看板等になり、WEB上ですと、バナー・WEBフライヤー・ランディングページ・広告画像等になります。

「グラフィック」という言うだけあり、絵や写真を用いた消費者への視覚的アプローチをどう表現するかが問われる職業です。

グラフィックデザイナーの仕事はWEBでも紙でも、クライアントのニーズをベースにして、提示されたコンセプトに沿った内容を、ターゲット層に視覚的に訴求する事が大きな任務です。

では、紙媒体とWEB媒体だとどのように異なってくるのでしょうか。

紙媒体のグラフィックデザイナーの仕事内容

今のようにネットが定着するまではグラフィックデザイナーは紙媒体でのデザイナーとされていました。

一般的には広告代理店や企業の広報等が活躍の場となります。

上記でも紹介した通り、ポスター・チラシ・商品パッケージ・名刺・看板等のデザインが仕事内容メインとなります。仕事の流れとしては

  1. クライアントからの要望に基づきラフ案を制作
  2. デザインを制作
  3. 印刷会社にデータを送り、実際に印刷する紙で色校正を行う
  4. データが確定したら必要部数を印刷し納品完了

このような仕事内容になりまし。

色校正とは、実際に印刷された色と、イメージしていた色が同じかを確認するための作業です。

パソコン上で作業をして見ている色と、プリントアウトした色とでは印刷する紙の種類によって、大きくイメージが異なる場合も多くあるので、紙媒体のグラフィックデザインにおいては非常に重要な工程になります。

WEBのグラフィックデザイナーの仕事内容

グラフィックデザインをWEB上で行う仕事はバナー作成や広告画像制作、ランディングページやWebフライヤー等がメインになります。

WEBデザイナーと異なるのはコーディング作業を行わない所です。

そのため、WEBデザイナーはグラフィックデザイナーの領域もカバーしている方がほとんどです。近年の需要としてはWEBデザイナーの範囲の範囲もこなせた方が仕事の幅は広がります。

WEBでのグラフィックデザイナーの仕事は広告代理店、企業の広報に加えて、ECサイトの運営会社や制作会社等が活躍の場となり、仕事の流れとしては

  1. クライアントからの要望に基づきラフ案を制作
  2. デザインを制作
  3. データとしてクライアントに提出して納品完了

というイメージです。

色校等の作業がない分、工数は紙媒体より若干少なくなりますね。

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グラフィックデザイナーに必要な資格

グラフィックデザイナーには国家資格はありません。「グラフィックデザイナー」という名称の資格も存在しないため、グラフィックデザイナーになるために免許等は特にありません。

しかし、グラフィックデザインをする上でデザインのスキルを証明するための、デザイン関連の資格であれば多数存在します。

これは就職活動や転職活動をする上でのアピールポイントとして武器にする事も出来るので、代表的な物を5つ紹介致します。

アドビ認定エキスパート(ACE)

アドビ認定エキスパートはアドビのソフトの知識や技量を図り、プロフェッショナルとしての能力の有無を審査するアドビ公式の世界共通資格です。

アドビのソフトを使いこなせるか、という点においては強みとなる資格です。

Photoshopクリエイター能力認定試験/Illustratorクリエイター能力認定試験

PhotoshopやIllustratorを用いてのデザイン制作技術を測る試験です。

フォトショやイラレはデザイナーとしては世界規模での標準ツールと言えるので、この資格の取得を1つの目標にしている方もいらっしゃいます。

DTPエキスパート認証試験

DTPエキスパート認証試験は紙媒体のデザイナーが対象の資格です。

よりよい印刷物、高いパフォーマンスを実現出来るプロのグラフィックデザイナーとしての技量を証明するというコンセプトになります。印刷や出版業界の方が多く取得する資格になります。

DTP検定

こちらも上記と同様に紙媒体のグラフィックデザイナーの資格です。

DTPエキスパートと異なるのは、3つの種類に分かれいる点です。

独立を目指すデザイナーやクリエイター向けの試験、企画・編集職や広報職向けのディレクション能力に重きを置いた試験、ビジネスマンに向けの試験の3つに分類されています。

実務で必要とされる知識・技術、ディレクション力や、企画・営業力が合否の対象となるため、立を目指したデザイナーやクリエイター向けとなります。

色彩検定

色に関しての理論性や体系的な知識を測る試験になります。

色に対しての基礎知識や、配色のバランス等、デザインをする業界に置いてベストな色の選び方等を身に付ける事が出来ます。

 

以上が代表的なグラフィックデザイナーの資格になります。

しかしあくまでも資格は、資格。グラフィックデザイナーの仕事の現場で力を発揮するのとは意味合いが異なります。

資格に合格して満足しないように注意して下さい。

グラフィックデザイナーの年収は?

グラフィックデザイナー年収は就職先や、フリーランスなのかによって大きく異なります。

ベンチャー企業や中小企業の場合、ざっくりと平均的な30代の年収としては250万~400万、大企業の場合は、600万~800万となります。

フリーランスの場合は、人によって全然違いますが、独立後は年収200~300万がリアルな数字になってきます。しかし、実務・経験・コネクションを積み重ねる事で、いくらでも上を目指す事は可能です。

グラフィックデザイナーとして独立後、5年で年収1000万円を超える人がいるのも事実です。

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グラフィックデザイナーの仕事内容まとめ

グラフィックデザイナーは紙媒体メインとWEB媒体メインで仕事内容も異なります。

しかしいずれも企画力・提案力、そしてデザインの技量が重要になってきます。

ゼロからグラフィックを作り出し、それが世に送り出されるのは非常に面白く、やりがいのある仕事なので、興味のある方は是非チャレンジしてみて下さい。


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