子なし夫婦(DINKs)はなぜ批判されるのか?子なしは悪なのか?

子なし夫婦(DINKS)はなぜ批判されるのか




今回は子なし夫婦(DINKs)は何故、批判の対象になるのかについてです。

当サイトでは度々子なし夫婦(DINKs)について取り扱っておりますが、最近記事に対して批判的なコメントを頂く事があります。特に「【子なし夫婦】子供の代わりに犬・猫でもいいと思う理由と注意点」という記事にコメントを頂きます。

批判的なコメントも認証しているので気になる方は御覧ください。

筆者みっこ
内容がどんな物でも私の記事を読んで下さり、意見・感想を頂ける事は素直にとても嬉しく思います。ありがとうございます。

「子なし=良くない」という世間の風潮、厳しい意見を目にしますが、本当に子供を持たない事はそんなにダメな事なのでしょうか。




子供を持たない理由

子供を持たない理由、時には持てない理由は人それぞれです。

  1. 身体の問題で妊娠が出来ない、出来にくい
  2. 欲しくても中々うまく行かない
  3. 子供が苦手、子育てをする自分が想像出来ない
  4. 経済的な問題で子供を持つ事をためらう

各家庭によって、様々な事情が存在します。

私の場合、上記の例で言うと1,3に当てはまります。

1の体の問題に関して、当サイトでは今回初めて触れますが、私は27歳の時に子宮頸がんになりました。ステージ1で初期の頃だったので手術をし、現在では完治しています。

その際に色々な検査をしてもらい、お医者様より、「妊娠し辛い体質だという事、頸部の切除により妊娠できても早産、流産の可能性が高まる事、体が小さく低体重のためホルモンのバランスがうまく取れていない事(これは別途治療中)」等の診断結果を説明してもらいました。

当サイトでも以前記載しましたが私は小さい頃から子供を持つ事に違和感を感じていました。

なので、この結果を受けても大きなショックは受けませんでしたが、もし子供を持つ事を夢見ていた人がこの診断を受けたらどんなにショックでしょう。

そしてこのようなデリケートな事は軽い気持ちで他人に話す事ではありません。だとしたら、その様々な背景の本質を知る事は表面を見るだけでは難しいのです。

にも関わらず、「子なし=ダメな事・人間として欠如している」等の批判を簡単にしてくる方たちがいます。

筆者みっこ
私の場合「子供が苦手」が1番の理由ので、身体の問題は大きな理由ではないので、批判を受けても悲しい気持ちにはあまりなりません(良かった)

 

子なし夫婦(DINKs)が批判される内容

では子なし夫婦DINKsの人達は、どんな内容で批判されるのでしょうか。

子供を持たないなんて親不孝

親に子供の顔を見せられないなんて親不孝、今まで育ててくれた親に失礼であるという内容です。

子なし夫婦は自分勝手

自分たちの事しか考えておらず、自分のしたい事(仕事や遊び)を優先するのは自分勝手だという意見です。

子供を持たない人は考えが子供

自分勝手と似た部分になりますが、自分の事を第一に優先にする考え方が子供だという内容です。

子供を持たないと人間的に成長しない

子供を持ち、親になることで人として大きく成長出来るから、子供を持たない人は人間としての成長が20代で止まるという意見です。

少子化をどう考えているのか

少子化と言われている世の中で、子供を作らないのは後世の事を考えていないし、やはり自分勝手だという内容です。

色々と厳しい意見を目にしますが、総じて「自分勝手」「精神的に子供」という意見が多く感じられます。

 

批判に対する子なし夫婦(DINKs)の意見

では、実際にこのような意見を目にし、子なし夫婦(DINKs)の人達はどう感じているのでしょうか。

子なし夫婦当人である私(32歳女)と、私の周りにいる子なし夫婦の人たちの意見をまとめてみました。

子供を持たない事で人様に迷惑をかけているのか

批判の対象になりがちですが、子供がいない事で批判される程、人様に迷惑をかけているのか?という疑問をまず抱きます。

確かに少子化という面から考えると、日本という国規模では子供を産まない選択は国として不利にさせてしまう選択ではあります。ここに関しては批判されても弁解の余地はないですね。

しかし、人生を通しての自分の幸せを考えた時に色々と悩み、考えた末に「子供を持たない」という選択をした事が、生活の中において赤の他人にどのような害があるのでしょうか。疑問です。

自分の幸せを求める事は間違いじゃない

「子供が欲しい」と思って子供を持つ事は、自分の幸せの実現と同義です。

誰でも自分がしたくない事を強要されるのは嫌ですよね。

人生において、自分がしたい事/したくない事を選択するのは他の誰でもなく自分自身です。自分の目標や人生における幸せの実現の中で「子供を持たない」という事はそんなにい事だとは思いません。その人の人生なのですから。

子ありのメンバーのサポートをしている

自分たちに子供はいませんが、職場で子供がいるメンバーに対してのサポートは出来る限り行っています。

急な体調不良で会社をお休みしなくてはならない、お迎えにいかなくてはならなくなってしまったお母さん、お父さんスタッフの仕事は、時間に自由が利く子なしスタッフが快く巻き取っている事があります。

(悲しい事に、会社の社風によっては、子供がいるスタッフの欠勤や早退をよく思わず圧をかけるような最低な会社もありますが…)

子あり夫婦の批判はしない

子なし夫婦の人たちは子供がいる夫婦、家族に対して批判をする人は少ないように感じます。

子供を持つも持たないもそれぞれの夫婦の選択で、自分たちが持たないという少数派の選択をしたからこそ、周りの選択も尊重出来るのではないでしょうか。

人間的に成長しないは、ベクトルが違うし人それぞれ

子供を持ったからこそ出来る経験は計り知れない程大きいと思います。

しかし、子供を持たないという人生においても、得られる経験は他のベクトルで大きいと思います。人間的な成長において重きを置く場所は人によって異なります。

また、子供が居ても人として良くない事をしてしまう人居れば、子供が居なくても人として優れている人が存在するのも事実です。

人間的な成長は、子供の有無だけではないのではないでしょうか。

持てない人が居ることを考えて

冒頭でも説明した通り、何らかの理由で子供を持ちたくても持てない人もいます。

様々な背景があり、子なし夫婦という決断をした人がいる事を忘れないで欲しいです。

 

子なし夫婦(DINKs)はなぜ批判されるのか

世の中には一定数子供を持たない選択をした夫婦を批判する方たちがいます。

これは直接的に子なし夫婦から嫌な思いをさせらたケース以外は「子供を持たない」という事実自体は批判の理由において重要な項目ではないと感じています。

では何故、子あり、子なし問題において、子なし夫婦(DINKs)は批判されてしまうのでしょうか。

少数派だから

いつの時代も少数派、マイノリティは批判の対象になります。

単純に少数派だから、大衆とは違うからという理由で、批判の対象になっているのではないかと感じます。

自分と違うから

自分と異なる価値観、考えが「否定」の対象になる人もいます。またその考えを理解出来ないと批判の対象になるケースもあります。

自分とは考えが違うから、子供を持たないという選択をした価値観を批判するという意味合いが強いのではないでしょうか。

心に余裕がない、幸せじゃないから

今回のケースに限らず、何事においても言える事です。

心に余裕がない人、現状に何かしらの不満を持っている人は他人を否定、批判する事で自分のメンタルを保とうとします。

これに関してはどうしようも出来ません。物事がうまく行かない時、人のせいにしたくなるし「何で自分だけ…」と思ってしまう事もあります。

このような精神状態の時に、自分と違う価値観の人、自分とは全く異なる人生を歩んでいる人がとても幸せそうに見えたら批判してしまう気持ちも分かります。

 

子なし夫婦(DINKs)はなぜ批判されるのか?子なしは悪なのか?まとめ

今回の記事は子なし夫婦である筆者が記載しております。そのため子供を持っている方に不快な想いをさせてしまったらごめんなさい。

私自身、子供はいませんが、子供を育てている友人の事を尊敬していますし、友人の子供とは一緒に遊んだり楽しい時間を過ごさせてもらう事もあります。

子供を持つ事は素晴らしい事だと思います。私には出来ない沢山の経験をし、大変な思いをしながら人の親として成長していく姿は尊敬に値します。子供を持つ友人に何かサポート出来る事があればいつでもサポートしたいとも思っています。

しかし、自分が子供を持つか否かはやはりこれとは別の話になります。

自分の身体の事や、自分の人生の目標も含め、悩んだ末に子供を持たないという選択をしました。その選択が批判されるのはやっぱり少し悲しいです。

筆者みっこ
子供がいようが、いまいが、皆がそれぞれの人生を尊重しあい助け合えるような世の中になれたら嬉しいなと思います。

 


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