前回に引き続き、初心者のフリーランスデザイナーが仕事を獲る方法を紹介します。
前回はデザインを初めて半年以内~2年までを書きましたが、今回は3年目以降、いよいよ企業を相手に本格的にフリーランスの仕事を取っていきます。
フリーランスのデザイナーとして仕事を獲る方法とコツについて実践出来るように詳しく書いて行くので最後まで御覧ください。
この記事の本文
- 仕事を獲得する方法、サービス
- 仕事を獲得するサービス別の戦略
- 仕事を定期的に貰える人の特徴を知る
始めにざっくりとまとめると
- クラウドソーシングサービスを使用する
- SNSから仕事を獲る
- ブログ等のメディアから仕事を獲る
- 求人サイトから仕事を獲る
このような感じです。それぞれ使い方が異なるので、活用方法を紹介して参ります。
登録すべきクラウドソーシングサービス5選
フリーランスのデザイナーが仕事を獲得する方法として、最もスタンダードなのがクラウドソーシングサービスの活用です。
クラウドソーシングサービスとは、仕事をしたいフリーランスの人と、仕事を外注したい企業を結びつけてくれるサイトの総称を言います。
私が登録して日頃使用しているクラウドソーシングサービスを紹介します。
Crowd Works(クラウドワークス)
クラウドワークスはクラウドソーシングサービスの最大手と言っても過言ではありません。単発でのフリーランスデザイナー向けの仕事が多く募集しています。デザイン系の仕事はコンペ式を採用している企業がほとんどです。
コンペ式とは、仕事を依頼している企業の要望を基に、デザインを制作し、提案をした人の中から気に入ったデザインを採用するという形式になります。
もちろん、コンペ式の場合は選ばれない可能性もあるので、作り損してしまう事もしばしば。しかし、現在のクラウドソーシングサービスにあるデザイン案件はほぼコンペ式。
何度も提案をし続ける根気が重要になります。デザインの勉強にもなるので、めげずにトライしましょう。
コンペ式で採用される裏技を後術するので是非ご覧ください!
Lancers(ランサーズ)
ランサーズもクラウドワークスと同様、デザインの仕事は単発でのコンペ式案件が多いです。
しかし、ランサーズとクラウドワークスでは募集している仕事の内容が異なるので、両方登録しておいた方が幅が広がります。2つ使っていくうちに、どちらが自分にあうか明確に分かってくれば1サイトに絞ってもOKです。
@SOHO
@SOHOはクラウドワークスやランサーズとは異なり、システム使用料が発生しないサービスです。
マッチだけして、後の取引は個人間で行うイメージです。特徴としては単発依頼ではなく、継続を前提にした案件が多いため、フリーランスの人にはオススメのサイトになります。
ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは完全に雇用関係を結びます。業務委託のような形や、社員・ないしは契約写真としてリモートワークが出来る企業の求人情報が載っています。
毎回案件を獲れるか不安、月での固定収入が欲しい方は、このような求人サイトから契約するのも1つの手です。
ココナラ
ココナラはCtoCでスキルやノウハウを売買出来るサイトです。
基本的には仕事を受ける場なので、単体で活用すると、集客面において少し弱くなってしまいます。
そのため、SNSやブログで集客した人の受け口としての活用が効率的かと思います。
フリーランスで仕事を獲る戦略・コツ
それでは各サービス別にフリーランスとして仕事を獲得するコツを紹介して参ります。
ランサーズ・クラウドワークス等のコンペ式の場合
コンペ式の場合、まず選ぶべき案件は高単価案件です。
具体的には1枚依頼ではなくサイズ違いのGDNやYDN広告用の複数枚セットなどの高単価案件です。
バナー1枚単体で募集を掛けている企業さんもいらっしゃいますが、狙うべきは1枚依頼ではなくサイズ違いの複数枚セットなどの高単価案件です。
上記のサンプル案件は広告画像の3枚セット(1枚をベースにリサイズ2枚)等は効率よく稼ぐ事が出来る仕事になります。
コンペに通る方法
コンペに通るために全力でデザインをする事はもちろんですが、実は裏技があるんです。
コンペ式の案件の中には、その時点での提案一覧が見れる場合があります。そして、その提案一覧の中でクライアントが気に入ったデザインがある場合は★マークで評価を付けています。
この評価の高いデザインのテイストや構図を真似して、更に上をいくデザインをすると採用に繋がりやすくなります。
中には提案内容が非公開の案件もありますが、もし効率よくコンペに通りたい場合は、提案が公開されている案件を選び、このような戦略を使用する事で案件獲得率を上げる事が出来ます。
@SOHOやITプロパートナーズの場合
この2つの場合は、単発契約ではなく、業務委託契約等の長期的な雇用契約を結ぶ確率が高いです。
そのため、必要になってくるのは就職活動をするような意識です。
特にITプロパートナーズの場合、社員や契約社員としてリモートワークや業務委託を募集しているので、ほぼ転職活動と言っても差し支えありません。
対して@SOHOは応募する際に決まった必要事項が設けられていません。募集案件に寄って提出すべき情報が異なってきますが、必ず
- 氏名
- 居住地
- 年齢・性別
- キャリア
- ポートフォリオ
- 勤務可能時間
- 得意な分野・スキル
を記載するようにしましょう。
SNSを活用してデザインの仕事を獲得する場合
SNSを活用する場合はコンテンツマーケティングに近いイメージを持つと成約率があがります。
コンテンツマーケティングとは、読者にとって価値あるコンテンツの制作・発信をとおして見込み顧客のニーズを育成、購買を経て、最終的にはファンとして定着させることをめざす一連のマーケティング手法です。
innovaより引用
SNSを活用し、制作物だけでなく、デザインにおける情報や、高クオリティのデザインがコンテンツにもたらすメリット等を発信する事で、それを見ている方の意識にデザインの重要性をインプットすると同時、自分のクリエイターとしてのブランディングを行う事が出来ます。
いざ、デザインを制作したいな、とユーザーが思った際に、貴方の事が頭に浮かぶ用になれば、コンテンツマーケティングを用いたSNS活用は大成功です。
定期的に仕事を依頼される人の特徴
最終的に重要なのは、継続して依頼される事です。
単発でフリーランスとしてデザインの仕事を獲得した後も、継続案件になれば、収入の安定にも繋がります。
では、継続して仕事を依頼される為にはどうすれば良いでしょうか。
仕事を定期的に依頼される人に共通して言える事は下記のポイントになります。
- レスポンスが早い
- 相手の話から意図を汲み取れる
- 納期やスケジュール感が明確
- 言われた事だけやるのではなく、提案が出来る
- 無駄がない
- 「無理です」ではなく、代替案を提示出来る
この6つのポイントを意識すれば「次回もまた頼みたい」と思われるデザイナーへと成長出来ます。
特にレスポンスと提案に関しては、初期の頃からしっかりと自分に刷り込んで下さい。
レスポンスにおいては、四六時中対応できるわけではないので、対応可能時間を明確にし、離席する場合はその旨をしっかりと伝えるようにしましょう。
提案においては、その理由も併せてクライアントに伝えるように心がけて下さい。デザインのプロとして、こういう意図があってこうした、と提示する事で信頼度が高まります。
フリーランスのデザイナーが仕事を獲得する方法まとめ
フリーランスのデザイナーとしてスタートした時の最大にして最初の関門は仕事の獲得です。
最初のうちはとにかく色々なサービスを使用し、自分にあうスタンスを見つけましょう。
その後、出来る限り継続案件に繋げられるように意識し、仕事の獲得の窓口を広げていく事で安定した収入を確保する事が出来ます。
- クラウドソーシングサービスを活用する
- 業務委託や定期契約等の仕事を取る
- SNSではコンテンツマーケティングを意識する
- 継続案件にする事を意識し、プロのデザイナーとしての対応を心がける
フリーランスのデザイナーとして一歩を踏み出せる事を祈っております。
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