生理痛、PMSが辛すぎて毎月が憂鬱。生理痛が酷くて仕事を休んでしまう、ベッドから起き上がれない。
そんな女性も少なくはありません。
毎月の生理痛が無くなれば…むしろ生理なんて無ければ・・・生理痛やPMSが酷い女性は一度は考えた事があるのではないでしょうか。
実はPMSの人の症状緩和を目的にした「生理を最大120日間止める事が出来るピル=ヤーズフレックス」という物があるんです。
今回は実際に3年間ヤーズフレックスを服用している私が効果やメリット、副作用についてご紹介致します。
ヤーズフレックスは副作用があまりなく続けるハードルも低いので、ピル(低用量を含む)を今まで試したけど、副作用が辛くて辞めてしまったという方も、是非ご参考下さい。
もくじ
ヤーズフレックスはこんな人におすすめのピルです
ヤーズフレックスはPMS、生理痛が酷い人に向けてアメリカで販売が開始されたピルで保険適応が認められています。
- 生理痛が重い
- 生理の数日前からイライラする
- 生理前~生理中に肌荒れ・ニキビが出来る
- 生理中に頭痛がする
- 生理中に吐き気がする
- とにかく痛くて動けない
ヤーズフレックスはこのような症状がある方におすすめのピルです。
ヤーズフレックスとは?│最大120日間、生理を止める
ヤーズフレックスは服用期間中に生理を止める事が出来、最大連続して120日間服用する事が出来ます。
つまり、4ヶ月間は生理が止められる=年に3回しか生理がこない、というイメージです。
120日間生理を止めるとはどういう事か
生理を止めるとは、その文字の通り服用中は生理が来ません。生理がこないから生理痛やPMSもありません。
また、ヤーズフレックスは生理を止めるだけでなく、排卵を抑える事で、子宮内膜が厚くならないようにし、痛みの原因となる物質の発生を抑え、子宮内膜症の痛みや、PMSの症状を和らげてもくれる優れものです。
保険適応のピル
ヤーズフレックスはPMSや子宮内膜症の人に向けて開発されたピルです。
産婦人科を受診し、保険適応内で処方箋をもらうことが出来ます。
副作用も少ない
通常のピルだと飲み始めや飲み終わりに胃や子宮に鈍痛を感じたり、浮腫や肌荒れ、体重増加が副作用として見られる事がありますが、ヤーズフレックスはこのような副作用はほぼありません。
実際に3年間服用をしていますが、ヤーズフレックスによる痛みや、不調は一切ないです。
ヤーズフレックスの服用方法
- 生理の3日目から服用を開始
- 飲んでいる間は生理が止まる
- 服用を辞めてから3日程で生理が来る
- 4日間休んで5日目から再服用開始
ヤーズフレックスの効果│実際に3年間服用してみた
私の場合、生理中の痛み・吐き気・頭痛が酷く、生理2日目は仕事をお休みしなくてはならない程でしたが、ヤーズフレックスを服用してからはかなり快適に過ごせています。現在年に3回しか生理が来てない状態を保っています。
生理がない=生理痛がない
前述した通り、生理がないので、生理痛もありません。その間の身体の不具合や不調も一切ありません。
生理がない期間を4ヶ月過ごし、生理を来させて、また4ヶ月生理がない、という生活を送っています。本当に快適。
肌荒れも皆無
私は生理前後に肌荒れをし、特にアゴにニキビが必ずと言ってもいいほど出来てしまったいたのですが、ヤーズフレックスを服用し始めてからニキビが一切できなくなりました。これは女性としては本当に嬉しい。
ホルモンバランスの影響でアゴ(アゴ以外でも)にニキビが出来てしまうという女性は多いので、本当におすすめです。
年に3回の生理は重くない
流石に4回も生理を止めたら次の来る生理は重いんじゃないか…?と思う方もいらっしゃると思います。実際に私も初めてヤーズフレックスを飲んだ1回目の生理の時は不安でした。
しかし!こちらも前述した通り、ヤーズフレックス自体に生理痛を緩和する作用があります。そのため年に3回来る生理も前に比べと比較的楽な状態でいられます。
とは言え、元々生理痛が激重だったので、生理痛皆無というわけではありませんが、ヤーズフレックスを服用し続ける事でどんどん緩和されてきています。
副作用がほぼない
生理痛の重さから以前は低用量ピルを服用していたのですが、浮腫む、食欲が増す等の副作用から服用を辞めてしました。(ちなみに辞めた時もホルモンバランスの変化で体調を崩しました。)
ヤーズフレックスは他のピルに比べてこのような症状の副作用が全くないのもおすすめの理由の1つです。
避妊目的はNG
ヤーズフレックスは海外では避妊薬として承認されていいます。
しかし、日本国内では、子宮内膜症や生理痛、PMSの治療薬として承認されているため、避妊目的での処方はしてもらえません。
避妊が必要な方は、別途その旨をお医者様に相談してください。
ヤーズフレックスを飲んでも妊娠に問題ない?
「生理を止めても妊娠出来るの?」
「副作用は軽いと言っても少しはあるよね?」
次にヤーズフレックスの妊娠への影響や副作用について解説して参ります。
妊娠しにくくなるという事は問題ない
ヤーズフレックスの服用中は、ピルの作用によって妊娠中と似た体のホルモンバランスにする事で排卵が抑えられていますが、服用を中止すると通常の状態に戻ります。
ヤーズフレックスのような出血を起こす間隔が長いタイプのピルと、28日ごとに出血を起こすピルとで服用をやめた後の妊娠率は同程度であることが報告されていて、生理を毎月こさせない事によって妊娠しにくくなるという事はないと考えられます。
妊娠の希望は予め医師に伝えよう
服用中はヤーズフレックスの作用によって排卵が抑えられています。そのため「今すぐ」に妊娠を希望する場合は服用する事ができません。
また、服用中の場合はPMSや子宮内膜症の治療の必要性をふまえた上での判断が必要になるため、妊娠を希望する場合は、自己判断で服用を中止せず、必ず医師に相談するようにしましょう。
そもそもヤーズフレックスはPMS(月経困難症)や子宮内膜症の治療・緩和のための薬という認識を持ちましょう。
ヤーズフレックスの副作用を知っておこう
ここではヤーズフレックスのマイナートラブルと報告されている副作用について解説致します。
マイナートラブル
飲み始めて1~2ヶ月の初期の頃は頭痛や不正出血等のマイナートラブルが起こるケースがあります。
しばらく経てば自然に治まるので、あまり気にしないでOKとの事ですが、あまりに続く場合は医師に相談するようにしましょう。
不正出血に関しては、連続して3日以上あった場合はヤーズフレックスの服用を一旦4日間休止する必要があります。
気をつけるべき副作用
これはヤーズフレックスに限らず、ピル全般に言える事でもありますが、血栓ができやすくなる(血栓症)という副作用があります。
血栓症とは、血管に血のかたまり(血栓)が詰まる病気で、医療機関での早急な対応が必要です。手や足先のしびれを感じる事があったらすぐにお医者さんに行くようにしましょう。
また、タバコを吸う人はピル×タバコの併用がより血栓を作りやすくしてしまうため、喫煙者の方はピルを処方してもらえないケースもあります。
ヤーズフレックスは35歳以上で、1日10本以上タバコを吸う人は処方してもらえません。
ヤーズフレックスはどこで処方してもらえるの?価格は?
気になるヤーズフレックスの入手方法ですが、保険適応の薬という位置づけになるので、産婦人科で処方してもらう事が出来ます。
今まで紹介してきた通り、ヤーズフレックスは産婦人科、もしくはピル外来で受診した上で、処方してもらうことが出来ます。
家の近くの産婦人科やピル外来でヤーズフレックスの取扱いがあるかどうかを調べた上で受診してみましょう。
「ピル外来 東京」等で調べてみると効率よく探す事が出来ます♪
ヤーズフレックスの価格
適応されて1シート(28錠)あたり2,700円~3,000円程になります。
病院によって異なりますが、最大で1回の受診で3シートまでもらう事が出来ます。
ちなみに病院での受診も初回のみ初診料がかかり、それ以外(ピルを追加でもらうだけの受診)は保険適応されて1回あたり400円位です。
まとめ│生理痛やPMSの辛さは我慢しないで
毎月の生理痛が重くて近づくに連れて気分が落ち込む、生理中は身体がだるくて何も出来ない。
もし、そんな悩みがあれば一度産婦人科に行ってサーズフレックスの服用を相談してみてはいかがでしょうか。
副作用も低く、お医者さんにしっかりと検査して頂いた上で処方してもらえる安全なピルなので、私個人としてはとてもオススメの生理痛・PMS対策になります。
もちろん、誰でも簡単に処方してもらえるわけではないので、きちんとお医者様と相談し、現状の症状を伝えて相談するようにして下さい。